日本の平均睡眠時間は調査した国の中でも最下位。中国とは約2時近く差が開いています。7時間22分、そこまで短くないように感じられるかもしれませんが、世界的に見るとかなり短いんですよ。
世界から見ても睡眠時間の少ない日本。しかも近年、日本人の睡眠時間は、平均睡眠時間6時間未満の割合が増えていて、どんどんと短くなっています。皆さんはどのくらい睡眠が取れていますか?
年齢別で見ると、働き世代である30代〜50代の平均睡眠時間が短く、なかでも40代の約半数は睡眠時間が6時間以内となっています。
また、同じく ※厚生労働省の調査 から、男女とも睡眠時間が6時間未満の場合、約半数の方が「日中、眠気を感じた」と答えているようです。
※出典:平成27年厚生労働省 国民健康・栄養調査結果( https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000142359.html )
「6時間未満」の平均睡眠時間の職種は、「保安」「運輸」そして、「営業・セールス」がトップ3にあげられます。「5時間未満」 のみ注目して見ると、「サービス」が多いようです。
睡眠時間が伸びると休息充足度も比例して上がり、逆に睡眠時間が短くなると休息充実度も下がるようです。しっかりとした睡眠をとることで、「しっかり休めた」と感じられる、といえるでしょう。
監修:上野太郎
サスメド株式会社代表取締役。医師・医学博士。
臨床研修後、博士号取得。臨床医として専門外来診療も継続。
井上研究奨励賞など受賞。