日本の睡眠時間は調査した国の中でも最下位。南アフリカや中国とは約2時間の差が開き、33か国の平均の8時間28分より1時間以上短くなっています。7時間22分、そこまで短くないように感じられるかもしれませんが、世界的に見るとかなり短いんですよ。
世界から見ても睡眠時間の少ない日本。しかも近年、睡眠による休養が十分に取れていない人の割合は2割程度であり、年々増えているようです。皆さんはどのくらい睡眠がとれていますか?
年齢別で見ると、働き世代である30代〜50代の平均睡眠時間が短く、なかでも50代の約半数は睡眠時間が6時間未満となっています。
また、同じく ※厚生労働省の調査から、睡眠の質に関する質問で20代~50代は「日中、眠気を感じた」と答えた人が最も多く、70代以上は「夜間、睡眠途中に目が覚めて困った」と答えている人が最も多かったようです。
出典:令和元年国民健・栄養調査報告(https://www.mhlw.go.jp/content/001066903.pdf)
平均睡眠時間が「6時間未満」の人が多い職種は、「保安」「運輸」そして、「営業・セールス」がトップ3にあげられます。「5時間未満」 のみ注目して見ると、「サービス」が多いようです。
監修:鈴木智
金沢医科大学医学部卒業。
舞鶴市民病院等での臨床研修を経て、2003年金沢駅前ぐっすりクリニック開院、2004年より加賀ぐっすりクリニック院長を務める。医療法人すのあ会理事長。